
家の中でダニがたくさんいる場所といえば、どこが思い浮かびますか?カーペットやソファ、衣類など…ダニは家中のいたるところに繁殖しています。
その中でも特に注意してほしいのは、そう、ベッドなどの寝具です!
ベッドはダニが繁殖しやすいだけでなく、寝ているあいだ、ずっと肌と接触しているため、かゆみなどのアレルギー症状が発症する原因にもなります。
ベッドに入るとなんだかムズムズとかゆくなる…そんな経験はありませんか?
私は独身時代、ダニ対策を何もせず、布団類も放置しておりました…。そのため、ある時からかゆくなり始め、ひどい時はかゆさのあまり眠れなくなったこともありました。
ですが、家族と暮らし始め、子供が同じように身体をかいてしまうようになり、これはいけないと強く思い、徹底的に対策をするようになりました。
しっかりとダニの生態を知り、きちんと駆除・対策をすることで、現在は私も子供も眠れなくなるほどのかゆみに悩まされることはなくなりました。
家族の安眠を守るためにも、正しい駆除方法や対策が知りたいところですよね。
そこで今回はベッドに潜むダニの生態やその駆除方法、知ってほしいアレルギー対策をご紹介します。
毎日使うベッド、きちんと対策をしてダニから身を守りましょう!
どうしてベッドにダニが多くなるの?

ベッドには多くのダニが潜んでいます。なぜなのでしょうか。
それはダニの種類が関係します。
ダニには大きく区別すると2種類います。それが「ツメダニ」と「イエダニ」です。
ツメダニは人間の皮膚表面を刺し、血をエサにしています。刺されて赤く腫れるのはツメダニの仕業です。
一方で、イエダニのエサは人間のアカやフケ、髪の毛などです。
肌との接触時間が長くアカやフケ・髪の毛が溜まりやすいベッドはイエダニのエサの温床といえます。
また、ダニは高温多湿の環境下で繁殖力が強くなります。寝ている間にかいた汗を吸収するベッドは湿気も多く含んでしまうため、ダニにとってまさに好条件の場所なのです。
しかもこのダニ、恐ろしい繁殖力を持っています。
放っておくと、ベッドの中だけでも1年足らずに数億匹繁殖するのです。
自分や自分の家族がそんなところで寝ていたら…恐ろしすぎますね!
大事な睡眠の時間、ぜっっったいそんなところでは寝たくないですよね。
ダニによって起こるつらい症状とは?
想像するだけでもゾッとしてしますダニですが、アレルギー症状の原因になる可能性もあります。
ダニによるアレルギー症状には、かゆみ・湿疹・咳などがあります。悪化すると、喘息やアトピー性皮膚炎になる恐れもあります。
自分や家族にこういった症状が出る前に早めに対処をしておきたいですね。
繁殖したダニの駆除方法!
あぁ?ウチのベッド、なにもしてない!やばい!という方、安心してください。今からでも対処できます。
ここではダニ駆除のための2STEPを紹介します。
私もこの駆除方法を知ってすぐに試しましたが、かゆみが軽減されました。ぜひ実践してみてください。
ダニ駆除のための2STEP
①高温乾燥でダニを死滅させる!
ダニの駆除に有効なのは、ずばり高温乾燥です。ただし、高温といってもここでは50度以上、また10分以上熱を与えることが必要です。
家庭用乾燥機ではなかなか難しいため、コインランドリーで高温乾燥機にかけるのがおすすめです。ベットカバー・シーツ・枕・マットレスの側生地など寝具類を定期的に高温乾燥機にかけましょう。
コインランドリーが難しい場合は、クリーニング業者に依頼する方法もあります。
②死滅したダニを掃除する
高温乾燥でダニを死滅させたあとは掃除機でしっかりと死滅したダニを吸い取りましょう。
実はアレルギーの原因となるのは、死滅したダニの死骸やフンであることがほとんどです。
ですので、このステップは必ず行なってください。
ちなみに、お馴染みの「日干ししている布団を布団叩きでパンパンする」というのは、ダニの死骸を布団の奥に押しやってしまうため逆効果のようです。
最近は見ないけど、なんかショックですね…。
また、ダニの駆除には専用の薬剤を使用する方法もあります。
部屋全体に煙状の殺虫成分を噴射させるタイプの薬剤は、部屋全体に殺虫成分が行き届くため、自分では手が届かない場所も駆除することができます。
他には、ベッドに直接スプレーできるタイプなどもあります。用途に合わせて使用できるのもメリットですね。
しかし、こうした薬剤には刺激が強い成分が含まれます。使用前には添付の説明書をよく読んで使ってくださいね!
今すぐ実践してほしい!アレルギー対策
ダニの駆除方法をご紹介しましたが、ダニは季節を問わず家中に繁殖を続けます。
駆除だけでなく、予防対策をしていないと発生を抑えられません。
ここでは今すぐ実践できる2つの対策をご紹介します。
かゆみなどのアレルギー症状に悩まないためにも普段から対策を習慣化しましょう!
今すぐ実践!ダニのアレルギー対策
こまめに掃除
先述したように、アレルギー症状はダニの死骸やフンが原因で引き起こされます。
ベッドやカーペットなどダニが発生しやすい場所はこまめに掃除をし、死骸やフンを取り除きましょう。
こまめに換気
ダニの死骸やフンは非常に細かい粉状になって空気中を舞います。これを吸い込んでしまうことでアレルギー症状を引き起こしてしまうのです。
お部屋の窓だけでなく、クローゼットの中などの換気を普段から習慣づけしましょう。
習慣化って簡単に言うけど、忙しいとついつい忘れちゃうんだよ?!というそこのあなた。わかります!日中は仕事で家にいなかったりすると、ついつい忘れてしまいますよね。
しかし、ベッドやカーペットなど、家の中でダニの発生しやすい場所を把握して、気づいたときだけでも掃除や換気をするようにしていれば、少しずつ意識づけされていきますよ。
それを続けて、ダニが住みつきにくい環境づくりをしていきましょう!
まとめ
- アカ・フケ・髪の毛が多く、湿気が溜まりやすいベッドはダニが発生しやすい。
- ダニは、かゆみ・湿疹・咳などのアレルギー症状の原因になる。
- ダニ駆除は、①高温乾燥で死滅→②死滅したダニの掃除 が効果的。
- こまめに掃除・換気の習慣化でダニアレルギー対策を!
ダニは家中に生息しており、全てを完全に駆除することは難しいです。しかし、今回ご紹介した方法で、ダニが住みにくい環境をつくることは可能です。ぜひ実践してみてください!