ダニのフンがアレルギーの1番の原因だったなんて!フンの大きさや対策とは?

秋になって涼しくなってくるといつも体調を崩してしまう。
鼻水が出たり、喉が痛くなったり……そんな経験はないでしょうか。
季節の変わり目だから、と見過ごしていませんか?

もしかしたら、それはダニのフンによるアレルギーのせいかもしれません。
ダニのフンを除去することでその不調も改善できるなら、より快適に過ごせますよね。
今回はダニのフンが人間に与える影響と、減らすための対策をお伝えします。

ダニのフンの大きさってこんなに小さいの?こんなに多いの?

ダニの種類は実に2万種類以上いると言われていますが、屋内でよく見られるのは15種類程度で、その中でもヒョウヒダニと呼ばれるダニが全体の9割を占めています。

ヒョウヒダニの体長は約0.35mm、フンの大きさは0.01?0.04mm

これだけ小さいと簡単に体内に入ってしまいますよね。
そしてヒョウヒダニは一生のうちに500個程度のフンをします。

ということは、数が多くなれば多くなるほど、爆発的にフンの数も増えてしまうということです。
布団にはダニがだいたい30万匹、多いもので100万匹いると言われていますので……少ない方で見積もっても1億5千万個のフンがあるということになります。
計算しなければよかったです……。

ダニのフンを吸い込むことで起こってしまうアレルギー反応とは

ダニのフンはハウスダストのひとつで、人間の体にさまざまな不調をもたらすアレルゲンとして知られています。
アレルゲンを吸い込み続けることで

  • 気管支喘息
  • アレルギー性結膜炎
  • アレルギー性鼻炎
  • アトピー性皮膚炎

など、さまざなアレルギー性疾患を引き起こします。
また、ダニのフンが影響して、アレルギー性疾患とまでは言わないまでも不調を起こすことがあります。
あなたは、秋になると鼻水が多くなったり咳が出たりする、ということはありませんか?

実はそれもダニのフンによるものかもしれません。
ダニは高温多湿を好みますので、気温が上がる梅雨ころから夏にかけて繁殖します。
孵化してから成虫になるのに約1か月、成虫になって約2?3か月生きるので、秋には大量の死骸やフンが残ってしまうのです。

さらに、ダニも生きている間はある程度の重さがありますが、死骸やフンは乾いて軽くなってしまう。
その上秋になると空気が乾燥してくるので、死骸やフンが粉々に砕けて空気中に舞い上がってしまい、それを吸い込むことによってさまざまなアレルギー反応が出てしまうのですね。

家でくつろいでいる間や寝ている間もアレルゲンを吸い込み続けているなんて、考えるだけで恐ろしくありませんか?
アレルギーの原因となるダニのフン、除去するにはどうすればいいのでしょうか。

空気清浄機でダニのフンを除去しよう

アレルギーと聞いて、まず改善したいと思うところはどこでしょうか?
アレルギーはアレルゲンを吸い込むことによって起こる、ということは吸い込む空気をまずきれいにする必要がありますよね。

きれいな空気を作るために、空気清浄機を使うのはいかがでしょうか。
空気清浄機の中でも、HEPAフィルターTAFUフィルターを搭載している製品がより集塵力が高いので、選ばない手はありません。

HEPAフィルターとは、JIS規格にて「定格風量で粒径が0.3 μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルタ」と規定されているもので、静電気を利用してハウスダストを集める機能も備えています。

TAFUフィルターはさらに静電力が落ちにくく、撥水・撥油効果の高い素材のため、10年後でも従来の静電HEPAフィルターと比べて約1.4倍の集塵効率が維持できるフィルター。


吸い込む空気を改善することで、アレルギー症状を改善できればより快適になりますよね。

アレルギー反応を減らすために。ダニのフンに効く対策法3つ

空気をきれいにしても、まだ布団や床にダニのフンなどが溜まっています。
肌に触れる機会の多い場所なので、できるだけ清潔にしたいところ。
ダニのフンを減らす方法は3つあります。

湿度を管理する

湿度が50%以下になると、ダニは繁殖することができません。
繁殖できないということは、ダニのフンを減らすことに繋がりますよね。
除湿機や、エアコンの除湿機能を積極的に活用していきましょう。

洗濯をする

生きているダニは、洗濯をしても繊維にしがみついてしまうので除去するのは難しいですが、ダニのフンは洗い流すことができます。
洗濯することによってその他のアレルゲンも除去することができるので、枕やシーツなどは定期的に洗濯することをおすすめします。

掃除機をかける

ダニのフンを除去するために、掃除機は非常に有効です。
洗濯で洗い流すことも効果的ですが、洗濯機で洗えないものがあることも事実。
掃除機であれば、家にあるほぼ全ての物に使うことができますよね。

特にダニのフンが溜まりやすい布団も、念入りに掃除機をかけましょう。
1㎡あたり20秒、両面合わせて3分以上を目安にかけると効果的です。

週1回掃除機をかけることでより効果が上がりますので、気になる方はぜひお試し下さい。

まとめ

  • ダニのフンは小さい上に大量に存在する
  • 秋の不調はダニのフンのせいかもしれない
  • 空気清浄機はフィルターで選ぼう
  • 湿度管理とこまめな掃除でダニを増やさない

さまざまな不調の原因となるダニのフン。
夏場の対策も大事ですが、秋こそ念入りに。

空気清浄機や掃除などで対策したいですね。
もし不調が現れた時は、いえ、できれば現れる前にお試し下さい。