
普段はノミとダニの刺された跡の違いなんて気にすることはないですよね。
しかし、実際に刺されると自分を刺したのがどんな虫なのか、気になって調べてしまうと思います。
実際、私が刺された時には、気になって調べました。
なんとなく虫に刺されたことが分かっていても、どの虫に刺されたのか判明しないとなんだかもやもやすると思います。
ノミとダニどちらに刺されてもかなりかゆいです。
このかゆみの原因を作った虫を判明させましょう。
この記事を読めば、あなたを刺した虫がノミなのかダニなのか判別することができると思います。
ノミもダニも同じように小さな生物ですが、それぞれ刺された跡の特徴も異なるのです。
今回はノミやダニの刺された跡の特徴や対策についても解説していきます。
ノミとダニの違いは
ノミ
体長は1~3mmでとても小さいですが、よーく目を凝らせば肉眼でみることができます。
ノミは驚くほどジャンプ力があります。
体長が1~3mmでありながら、20~30cmほどジャンプすることが可能となります。
ノミのジャンプ力が高いのバッタのように長い後ろ足を持っているからです。
ノミは太陽の光が当たらない草むらなどで、体温が高い動物などを狙っています。
動物などが近くを歩いたときに持ち前のジャンプ力で寄生し繁殖していくのです。
ノミは外だけではなく家の中にも生息しています。
犬や猫などのペットを室内で飼っている場合には注意しましょう。
ペットがよく使用しているベットや家具の物陰などに潜み着々と数を増やしているかもしれません。
およそ80種類ほどいるノミですが、主に日本で見られるのはネコノミという種類です。
ネコノミという名前から、ネコにだけしか寄生しないように思ってしまいます。
しかし、ネコノミはネコだけではなくイヌなどの毛が生えている動物に寄生し、吸血。体毛が少ない人間のことも吸血します。
ダニ
体長が0.3~0.8mm程度なので、肉眼で見ることはできません。
ダニはクモの仲間です。
そのため、ノミのようなジャンプ力はないです。
ダニは地道にもそもそと歩いて移動します。
ダニは夜行性です。暗くないと行動しません。
ダニは1万種類以上いるそうですが、人に噛み付いてくるのは2種類だけです。人に噛み付くのはイエダニとツメダニ。
イエダニはもともとネズミなどの野生動物に寄生しているので、吸血を目的に人に近づきます。
ツメダニは人間に無害なダニ達の体液を吸っているのですが、誤って人間の体液を吸ってしまうことがあるのです。
ダニとノミはこんなにも違いがあったんですね。
私はダニもノミもほとんど変わらないと思っていました。
同じ小さな生物でも特化している部分が異なり面白いと思いました。
刺された跡に特徴はあるのか?
ノミに刺された場合
水泡がひどい場合には2~3cmほどまで大きくなってしまうこともあるのです。
ノミは一度刺した付近を再び刺すため、湿疹が集まってしまうこともあります。
ノミに刺されると数日の間ひどいかゆみが続きます。
人によって個人差はありますが、あまりのかゆさに眠れない人もいるそうです。
ダニに刺されると蚊に刺された時のような湿疹ができる。
ノミ刺されと同じように水泡ができる場合もあります。
ダニに刺されるとかゆみが長引きますし、かゆみも強いです。
ノミと同じように刺した場所の付近を刺すため、小さな湿疹が集まってできることもあります。
ノミまたはダニに刺されたにせよ、かゆさ対策として冷やしたり保湿してあげると効果があります。
湿疹に保湿剤を塗るだけでかゆみがだいぶ抑えられます。
その上を冷やしてあげるとスーッとかゆみが消えていきます。
湿疹の熱っぽさがとれて冷たくて気持ちいいです。
ノミやダニは体のどこを刺してくる?
ノミは主に膝から下を刺してきます。
足首周りが刺されやすいです。
これはノミは草むらなどからジャンプして人の足に飛びつくためです。
ノミがひざ下までしか刺してこないのは、おそらく足に飛びついてからすぐに吸血するためだと思われます。
ひざ下あたりまで移動しながら吸血する間にノミが満足するぐらい血液が飲むことができるのです。
ノミは昼間でも活動しています。
ダニは体が敷布団と接している部分や、体の太ももやお腹や脇の下などを刺してきます。
ダニはノミと異なり暗くなっている間、夜間にしか行動しません。
私たちが動けない寝ている間に刺してくるので、体のどこでも刺してくることができます。
ダニは布団のワタなどに潜り込めるぐらいですから、服の繊維なんて簡単にすり抜けてしまうのです。
ノミやダニが刺した跡は刺されてから1?2日経過しないと腫れてこないので原因を突き止めるのが難しいです。
現に私はしばらくたってからしか湿疹の原因がダニだと気がつきませんでした。
ノミやダニに刺されないように
ノミは屋外や室内にいます。
屋外の草むらが多い場所に行く場合は、長袖長ズボンで素肌が出ていない状態で行くようにしましょう。
虫除けスプレーを服にかけておけば、なおノミ対策になります。
ノミは室内でペットを飼っている家で多く見られるので、ペットのノミ対策をしっかりしておきましょう。
飼っている犬や猫を散歩などで少しでも外に出している場合、外でダニやノミなどを持ち帰ってしまうことがあります。
フロントラインなどのノミやマダニの駆除剤をペットの首に垂らすだけでノミダニ対策をできます。
この駆除剤をしておけば、ペットにノミやマダニついても駆除剤の成分で撃退することが可能です。
ネコやイヌを室内で飼っている方はなるべく駆除剤をした方がいいと思います。
【動物用医薬品】フロントライン プラス ドッグ 犬用 S(5kg~10kg未満) 0.67mL×6本入
私が外で飼っているイヌにもノミやマダニ用の駆除剤を使用していますが、効果てきめんです。
駆除剤をしてからマダニがよくイヌの毛の間で息絶えています。
マダニに効くということはノミやダニにも効いている証拠です。
イヌが体を痒がることも減ってきたのでホッとしています。
ペットがよく使っている寝床や布類などは定期的に洗濯してあげるとノミ対策になります。
他にも家具と壁の間などにノミは潜むため、家の中の物陰にはしっかりと掃除機をかけましょう。
ノミは掃除機で吸い込まれるとそのまま死んでしまいます。
掃除機のゴミタンクからノミが跳ねながら出てくることはないので、安心して下さい。
ダニはしがみつく力が強いので、掃除機では吸われません。
掃除機で吸えるのはダニの死骸のみです。
ダニもノミも熱には弱い
ノミやダニにもう絶対に刺されたくないという場合には、スチームアイロンで駆除しましょう。
ペットが使っているものはコインランドリーでは乾燥することが出来ないため、スチームアイロンを使うことをオススメします。
全体的にスチームアイロンをかけた後は、乾燥させましょう。湿気が残ったままだと、ノミやダニが発生しやすくなります。
私はジメジメする6~8月の間は毎月布団を乾燥機にかけています。
コインランドリーで30分程度乾燥させてから、また布団を裏返して30分乾燥させると多くのノミやダニを死滅させられます。
布団を乾燥させると心なしか布団がふんわりとして寝心地が良くなります。
まとめ
- ノミは肉眼で見えます。ダニは見られません。ノミはジャンプ力があり
- ノミに刺されると赤い湿疹や水泡が。ダニ刺されは小さな湿疹が集まってできることがあり
- ノミは膝から下を刺してきます。ダニは首から下の柔らかい部分を刺す
- ダニやノミ対策としてペットのノミダニ対策や掃除をかかさずにしましょう
ノミやダニの違いやノミやダニに刺された跡の特徴、対策などをご紹介しました。
ノミやダニは気が付かないうちに刺されてしまうので、日頃から対策を忘れないようにしましょう。