
子供にとって、ぬいぐるみは大切な友達。
あなたのお子さんにもお気に入りのぬいぐるみを持っているのではないでしょうか。
しかしちょっと待って下さい。
ぬいぐるみも布でできた製品。
布でできているということは、ダニが増えやすい環境であるとも言えますよね。
布団やカーペットはしっかりとダニ対策を行っているけど、ぬいぐるみはノーマークではありませんか?
子供がよく触れるぬいぐるみに大量の数のダニがいるとしたら、恐ろしいですよね。
いるだけならともかく、ダニはアレルゲンとなって子供にさまざまな症状を発症させます。
アレルギー性の症状は一生付き合っていかないといけない可能性もあるので、できれば避けたいところ。
そこで、今回はぬいぐるみをきれいにして、ダニを追い出す方法をお伝えします。
洗濯機はもちろん、実は塩や重曹を使ってぬいぐるみをきれいにすることもできるんです。
この内容を実践すると、より安心して子供がぬいぐるみと遊ぶ様子を見守ることができますよ。
ぜひ最後まで読んで、実践してみて下さい。
私は今回の記事を書くにいたって改めて塩と重曹のスケールの大きなを痛感しました。。。
ぬいぐるみにダニってどれくらいの数いるの?その影響とは
ぬいぐるみにひそむダニはアレルゲンの一種で、吸い込んでしまうとアレルギー性鼻炎や気管支ぜんそくなど、さまざまな問題を引き起こしてしまいます。
ぬいぐるみの中にはどれくらいの数のダニがいるかというと、1㎡あたり400匹以上にのぼるそうです。
アレルゲンは大きさが非常に小さく、空気中に舞い上がります。
ぬいぐるみは顔に近づけたり、抱いて持ち歩いたりするので、よりアレルゲンを吸い込みやすいですよね。
一度発症しても、成長するにつれて自然と治ることも多いのですが、治らなかったり、ひどくなったりしてしまう可能性も無視できません。
できれば子供には少しでもアレルゲンを吸わせないようにしたいところ。
しっかりと対策をして、快適にぬいぐるみと遊べるようにしてあげましょう。
ぬいぐるみに住むダニは洗濯機ですっきり!洗い方の注意点5つ
布団やまくらは洗濯するけど、ぬいぐるみは放置しがちではありませんか?
ぬいぐるみにもダニが溜まりやすいので、洗濯をしてすっきりさせましょう。
しかし、ぬいぐるみの中には洗えないものもあります。
- 電池が内蔵されている
- ウール、革、合成皮革などでできている
- 色落ちする
- ポリエステル、ビーズ、パイプ以外の素材を中綿に使用している
- アンティークのもの
洗濯機で洗いにくいものは、クリーニング店に相談してみて下さい。
洗濯機で洗う際の注意点は以下です
- 洗濯ネットに入れましょう
- 手洗いコースやドライコースなど、布に優しいコースで回します
- ネットにいれたまま、風通しのよい日陰に干します
- 一箇所を留めて干してしまうと型崩れをおこすので、洗濯ネットに入れたまま干しましょう
- 水分が下に溜まるので、ある程度時間が経ったら上下を逆にして干します。
- 乾いたらエチケットブラシで毛並みを整えます
ぬいぐるみの大きさによっては、乾くまでに数日かかることもあります。
洗濯をする前には念のため数日先の天気予報の確認
私はもう乾ききりそうだな、というタイミングで夕立に降られて台無しになったことがあります。
それからは同じ過ちを繰り返さないよう、できるだけ風通しの良い日陰で干すようにしました。
洗濯機が使えない時は塩でぬいぐるみ表面のダニを追い出そう!
時間がなかったり、雨が続いていたりと、どうしても洗濯機で洗えないタイミングもありますよね。
それでもできることはしておきたい、そんな時は塩を使って掃除しましょう。
塩を使って汚れを落とすなんて、想像しづらいですよね。
でも、これが意外ときれいになるんです。
塩には汚れを吸着する効果があるので、ぬいぐるみ表面の汚れを落としてくれます。
また、塩は水分を吸ってくれるので、よりダニの住みにくい環境にできることも嬉しいですね。
用意するのは塩とビニール袋のみ。
塩は粗塩を使うと後片付けが楽なのでおすすめです。
よく乾かしたぬいぐるみをビニール袋に入れ、塩は大さじ2程度を入れます。
あとは袋の口を縛って2~3分シェイクするだけ。
シェイクが終わったとはベランダや玄関などでしっかり塩を落とせばお掃除完了です。
電池の入っているぬいぐるみや金属部品が使われているぬいぐるみに塩を使うと、故障や変質の可能性がありますので、使用を控えて下さいね。
塩の豆知識
塩はその他にもいろいろ使えます。
私が年に1回使うのが畳掃除。
畳に塩をまいて後は掃除機で吸うだけ。
この方法は床やカーペットなどにも応用可能。
塩の消臭効果で匂い対策もこれでバッチリです。
なので塩はカーペットについた嫌なニオイにも使えます。
ペットを飼っている家では洗剤などは使えないのでマジで塩は心強い味方。
ぬいぐるみを掃除するなら重曹が効果的!
塩を使うほか、重曹を使う方法も有効です。
ぬいぐるみに着く汚れの多くは酸性。
重曹はアルカリ製なので、汚れを中和して浮かせて取れやすくしてくれます。
また、重曹には消臭効果があるので、においが気になる場合にも効果的。
こちらも塩と同様、ビニール袋に入れてシェイクすることで汚れを落とします。
重曹の入れる量は塩より多め、たっぷりと入れましょう。
シェイクした後は15分ほど置き、手で重曹を払い落とします。
取りきれない分は掃除機で吸いましょう。
重曹は粒が細かいので、塩よりは落としにくかったり、毛足の長いぬいぐるみには絡まりやすい
重曹には食品用や掃除用など種類があります。
ぬいぐるみは子供が触れるものなので、食品用の重曹を使うと安心ですね。
重曹の豆知識
実は重曹、湿気を取るにも重宝されるアイテムなんです。
なので家の湿気対策にも効果が期待できます。
湿気対策での重曹の使い方
- 適度な容器に粉末の重曹を入れる
- そのまま蓋をしないで放置(心配ならガーゼもあり)
- 時間が経てば重曹に水分が付着し固まる
- 固まった重曹はそのまま掃除に使える
- オススメはキッチンの油回り
私は重曹を初めて知った時は何かこわごわしいイメージでした。
でも調べれば調べるほど、イメージが逆転。
重曹マスター目指します!
ぬいぐるみの中にひそむダニには黒ビニール袋を使おう
よししっかりとダニ対策を行いたい場合は、黒いビニール袋。
黒いビニール袋にぬいぐるみを入れ、屋外で天日干ししておくことで、熱を利用してダニを駆除することができます。
ダニは50℃以上の熱に弱く、60℃以上で即死するといわれているので、よく晴れた日に30分以上放置しておくと効果的
天日干しした後に塩や重曹で掃除をするとより効果的ですね。
塩や重曹を使うことでダブルパンチ!(たまに使います)
まとめ
- ダニはアレルギー症状の原因。できるだけ減らそう
- ぬいぐるみはネットに入れてゆっくり乾かそう
- 洗えない時は塩を使おう
- 匂いが気になるなら重曹が効果的
- 黒ビニール袋で生きているダニを駆除しよう
子供の触れるものはできるだけきれいにしておきたいですよね。
洗濯はアレルゲンを減らすために効果的ですが、ぬいぐるみの場合は型崩れが気になるところ。
必ずネットに入れて洗濯して下さいね。
少し用途が似ている塩と重曹。
でもこの2つを使いこなせばきっと強い味方になります。
もし洗濯機が使えない時は、塩や重曹での掃除をお試し下さい。
また今回で重曹の凄さを改めて実感しました。
常に自宅には重曹を常備したいです。
ぬいぐるみをきれいな状態にして、子供に思いっきり遊んでもらいましょう。