ダニを駆除したい!布団に有効なスプレーとアイロンとは?

夏場になって気温や湿度が上がってくると、どうしても増えてしまうダニ。

寝苦しいのも辛いですが、起きた時にかゆみを感じてもっと辛い……そんな経験はありませんか?
それ、もしかしたらダニのせいかもしれません。
ダニはほとんど目に見えないので、いるかどうかもわからない。

見えないものほど恐ろしいものはありませんよね。
増える前に対策をすれば、寝苦しい時期もより快適に過ごせるはず。

今回は、ダニの駆除に有効なスプレーや、アイロンの使い方などをご紹介していきます。

布団のダニは放っておくと増えてしまう!湿度に気をつけよう

ダニは温度と湿度が高いところ、暗いところ、エサとなる食べこぼしや人間の皮脂、繊維が多いところを好みます。

住宅の中には、条件を満たす環境がたくさんありますよね。
例えば、ソファーカーペットなど。

人間がくつろぐところは、ダニにとっても快適な環境であるということは、認めざるを得ません。
その中でも、布団が一番ピッタリ当てはまるのではないでしょうか。

住宅の中でも、布団ほど長い時間を過ごす場所はないですよね。
人によって差はありますが、6時間から8時間ほど眠っていて、寝ている間はコップ一杯分の汗をかくとも言われています。

ダニが増える環境を放っておくと、知らないうちに無数のダニと一緒に夜を過ごすことになります。
考えただけでも恐ろしいですよね。
ダニを増やさないようにするには

とにかく湿気をこもらせないようにすることが大事

手軽にできることは、掛け布団を掛けたまませず足元に畳んで置いておく。
こうすることで枕周辺、特に汗をかく部分の湿気を飛ばすことができます。

布団をカーペットや畳に直置きしないことも有効です。
可能であればすのこを敷くことが一番有効ですが、難しい場合はせめて敷きっぱなしにしないようにしましょう。

ダニスプレーは使い分けて効果アップ!

ダニに効果のあるスプレーは数多く販売されていますが、スプレーによって期待される効果がこなることはご存知でしょうか。

ダニスプレーには大きく分けて2種類あります。

  1. 殺虫、駆除を目的としたもの
  2. 予防を目的としたもの

それぞれの特徴を見ていきましょう。

殺虫、駆除を目的としたもの

こちらはダニに効果のある殺虫成分を含んだスプレーで、生きていて今布団に住み着いてしまってるダニを駆除するのに効果的です。
ダニに効果のある成分は主に3つ挙げられます。

  • オキサジアゾール系
  • アミドフルメト
  • ピレスロイド系(フェノトリン)

スプレー裏面の成分表を読んで、これらの成分が入っているものを選ぶと効果が期待できるでしょう。
ひとつ注意点をあげるとすれば、ピレスロイド系のスプレーはカブトムシなど害虫でない昆虫にも効果を発揮してしまうので、使用する時には別の部屋に移すなど対策を行なって下さい。

害虫には効果を発揮し、人間やペットには無害な「フェノトリン」を含んでいます。

予防を目的としたもの

殺虫成分を含まないものがほとんどで、ナチュラル、オーガニックといった天然素材を使った比較的刺激の少ない製品が多いです。

ダニの苦手とするハーブなどを使用するので、予防だけでなく芳香剤としての役割も期待できます。
赤ちゃんやペットがいる環境なら、予防スプレーの方が安心して使えそうですね。

ただ、予防ができてもダニがいなくなるわけではありません。

ピレパラアース 防虫力 ダニよけスプレー

天然由来成分を使用しているので赤ちゃん用布団にも安心して使えます。
スプレーをした後は、ダニが他の場所に移ってしまわないよう、しっかりと掃除をすることが大事です。

殺虫用のスプレーで今住んでいるダニを駆除して、予防用スプレー、掃除、と進めていけばより効果的。

ダニをアイロンで駆除しよう!スチームアイロンのすすめ

ダニは高温の熱に弱く、50℃以上なら20~30分で死に、60℃以上なら即死します。

コインランドリーの乾燥機を使うという方法もありますが、布団を持って行くのは面倒ですよね。
そこで、アイロンを使うのはいかがでしょうか?

アイロンの中でもスチームアイロンを使うことをおすすめします。

パナソニック コード付きスチームアイロン ブルー NI-S36-S


大容量で布団も一気にアイロンがけができます。
スチームアイロンから出る蒸気は100℃以上。ダニを即死させるには充分な温度です。
しかし、ひとつ問題があります。それは布団の中まで熱が届きにくいということ。

ダニは身の危険を感じると、布団の奥の方に逃げてしまいます。
せっかくアイロンを使うのに、このままでは効果が薄いですよね。

アイロンをかける1時間前まで部屋を暗くしておく

ダニは暗いところでより活発に動く性質がありますので、その性質を利用して布団の表面までおびきよせてしまうのです。
直接アイロンを当ててしまうと、布団の材質によっては変色したり焦げたりする可能性がありますので、必ずタオルなどを固く絞って当て布をして下さい。

まとめ

  • 敷きっぱなしは厳禁!できるだけ通気をよくしよう
  • スプレーは殺虫用、予防用がある。使い分けよう
  • スチームアイロンが効果的。当て布をしよう

ダニは一度増えてしまうとなかなか減らせません。
まずは増やさないように、湿気のコントロールをしましょう。
もしダニが増えていると感じたなら、スプレーやアイロンを試してみて下さい。