ダニを追い出して気分もスッキリ!ラベンダーとヒノキ精油でスプレーを作ろう

梅雨の時期から夏にかけて増えてくるダニ。
ダニが増えるとその死骸やフンが人間にさまざまな影響を及ぼします。
くしゃみが出たり、鼻水が出たり…
ダニはできるだけ増やしたくない、と思いますよね。

殺虫剤やくん煙剤を使って一気にやっつけてしまいたい気持ちもありますが、そういうわけにもいかないもの。

例えば、子供が触れる場所に殺虫剤を撒く。ちょっと不安ですよね。
殺虫剤を使わずにダニを予防することができたら、その方がいいはずです。
そんな時は、ラベンダーやヒノキ精油などのアロマオイルの力を借りましょう。

アロマオイルはリラックス効果を狙って使われるものだという印象があると思いますが、実はダニを遠ざけてくれる効果もあるのです。

この記事を読むと、アロマオイルの効果からなぜダニ予防に効くのか、ダニ予防に有効なスプレーの作り方がわかります。
ラベンダーとヒノキ精油を組み合わせて使うと、ダニ予防の効果もリラックス効果アップも期待できますよ。
スプレーは少ない材料で作れるので、ぜひこの記事を読んだ後に試してみて下さいね。

ダニにはラベンダーとヒノキ精油で立ち向かおう!

ダニを予防するためにアロマは効果的ですが、それ以外にもメリットがあります。
アロマと聞いて思いつくのは「リラックス効果」ではないでしょうか。
アロマの香りを嗅ぐといい気分になりますよね。

実はこれはなんとなくではなく、自律神経に作用しているのです。
それぞれのアロマに含まれる芳香成分が、鼻の粘膜から脳に伝わり自律神経を刺激し、それにより、リラックスしたり、気分がすっきりしたりするのですね。

アロマセラピーとして心身の健康のためにも利用されているアロマオイルですが、香りを組み合わせて楽しむこともできます。

ヒノキ精油の森林浴をしているような自然豊かな香りと、ラベンダーのフローラルな香りを組み合わせると、ヒノキ精油だけでは出すことのできないフルーティーさを感じることもできます

ダニを予防してリラックス効果も得られる、ラベンダーとヒノキ精油。それぞれの特徴をお伝えします。

ラベンダーもすごいけど、ヒノキ精油はもっとすごい?それぞれの効果とは

ラベンダーは地中海沿岸原産のシソ科のハーブで、日本でも北海道から九州にかけて全国的にみられます。
花は6月~8月にかけて見ごろを迎え、一面に広がるラベンダー畑は絶景として楽しまれていますよね。
香りはいかにもフローラルで、柔らかい印象で、この香りはリナロールと酢酸リナリルという成分がもたらすものなんです。

交感神経の昂りを抑え、リラックスさせるほか、脳内物質のひとつであるセロトニンの分泌を促し、気持ちを安定させる効果もあります。

そしてなにより、ラベンダーに含まれるリナロールという成分がダニは大嫌い。
私たちにとっては良い香りですが、ダニにとっては決して良い匂いとは思えないんですね。
そのほか、ラベンダーにはカビに対する高い抗菌作用もあるので、良い香りな上に生活にも役立つスーパーハーブであるということがわかります。

一方、ヒノキの方はどうでしょうか。
ヒノキから抽出されるヒノキ精油
誰もがどこかで一度は嗅いだことがありそうな、ホッとする木の香りがしますよね。
私はヒノキ精油の香りを嗅ぐと、神社を思い出します。

その香りはαピネンやリモネンという成分を含んでいて、副交感神経が刺激されることによりリラックス効果を得られます。
そのほか、アンモニア臭を消す効果もあります。嫌な匂いを消しながら良い香りで満たすことができるなんて、まさに一石二鳥ですよね。
そんなヒノキ精油の最大の特徴は

ダニを遠ざけるだけなく、退治したり、繁殖を抑えたりすることもできる

より強力にダニ対策をするなら、ヒノキ精油はぜひとも使いたいですね。

ダニを追い出せ!ラベンダー&ヒノキ精油ファブリックスプレーの作り方

さまざまな場面で活躍するアロマオイルですが、ダニ予防として使うにはどうすればよいでしょうか。
ダニは布団やソファなど布のあるところに住み着きやすいので、アロマオイルのファブリックスプレーを作って追い出してしまいましょう。

ファブリックスプレーは材料を混ぜるだけなので非常に簡単に作れます。その上、スプレーなので気になるところにシュッとふりかけるだけ、簡単にダニ予防ができます。
準備するものは

  • スプレー容器(容量50ml、アルコール対応のもの)
  • 無水エタノール 10ml
  • 精製水またはミネラルウォーター 40ml
  • アロマオイル 30~50滴程度


作り方は

  1. スプレー容器に無水エタノールを入れる
  2. アロマオイルを30~50滴加え、軽く振って混ぜる
  3. 精製水を入れ、容器を閉めた上でよく振って混ぜる

精製水を加えると白く濁ることがありますが、問題なく使用できます。
アロマオイルが分離してしまうので、スプレーする前には毎回よく振って下さいね。
1ヶ月程度で使い切ることを目安に、気になる部分にスプレーしましょう。

私は子供の布団や枕を中心に、寝室やリビングなど、普段くつろぐところにスプレーしてます。
ダニはアロマオイルの香りを嫌うということで、香りがなくなってきたタイミングで追加のスプレーを行うと、だいたい1ヶ月で使い切れます。

まとめ

  • ラベンダーとヒノキ精油を組み合わせて効果アップ
  • アロマオイルでダニ予防とリラックス効果を手に入れよう
  • 効果を最大限活かしたいならファブリックスプレーがおすすめ

ラベンダーやヒノキ精油は、ダニを予防しながらリラックス効果も得られるすぐれものです。
子供が触れる箇所など、殺虫剤を使いたくない場所には積極的に使っていきたいですね。
ぜひファブリックスプレーを作って、ダニのいない、リラックスできる空間を作りましょう。